「下半身太り」から「下半身痩せ」になるためのコツとは?

気になる下半身太り

気になる下半身太り

スタイルの中で特に気になる部分の一つ。
「ヒップライン」
ウエストまでは理想のラインになったけど、お尻だけ痩せない・・・と言う方も多くいらっしゃるかと思います。
自分でトレーニングやエクササイズで太ももやお尻を意識した下半身痩せや部分痩せを試してみた結果、「体重は落ちたのに太ももが太くなった」となってしまった場合でも、やる気があって動けるなら正しいトレーニングで結果は出ます。
でも、正しいトレーニングには「コツ」が必要です。
その前に・・・

下半身が「なぜ太い?」かの理由を知ろう!

気になる下半身がなぜ「なぜ太い?」かの理由を知ろう!

世の中には足のラインがきれいな人、太くてちょっと残念な人と分かれますよね。
キレイな人といえば、モデルさんや女優さん、インストラクターなど「人に見られる」という職業の方々に多いような気がします。
でも、一般的にすぐそばにいる友人にもキレイなヒップライン、細くてキレイな足の人もいらっしゃいますよね。
その友人の中には、ジム通って体型をキープする努力をされている方もいらっしゃるでしょう。
でも中には「なーんにもしていないんだけど」って言っちゃう人はいませんか?
では、なぜその人はスタイルが美しいのでしょう??

答えは「体の使い方」なのです。
意識しなくても普段から体を動かすとかキレイにバランスよく筋肉を使えているのです。
生まれてから寝返りをしてハイハイしてそして立ち上がって歩きだしますが、歩き方って教わったわけではないですよね?
その「歩く」という体の使い方は人それぞれなのです。

自分の歩いている姿を見ることはなかなかないことなので、どんな歩き方をしているかと言われてもピンと来ませんね。
でもたまには「遠くからでも歩き方でアナタってわかった」なんて言われている人もいますね。
歩き方に特徴があるということは筋肉の使い方にも特徴があります。
下半身がキレイな人も、下半身太りが気になる人もそれぞれの「筋肉の使い方」があるのです。

お尻まわりの肉とは?

お尻まわりの肉とは?

お尻だけ痩せない、下半身痩せしたいと言ってもそこには何がついているのでしょう?
それはほとんどが「脂肪」です。触ると冷たくはありませんか?
ぎゅっと力を入れてもぷにぷにしていたり、「硬いけど冷たい」なんていうのはかなり年季が入ってしまっています・・・
では、どうして「脂肪」がついてしまったのでしょう?

まず、脂肪とはお肉を食べた人ならわかる白い部分です。
あの白い部分は繊維のようなものも無く、すぐ噛み切れますよね。
肉の部分、赤いところは種類、部位よってはすじっぽい部分もありますよね。
人が体を動かすとき、例えば「スマホの画面をスクロールするのに指を上下にしゅっと動かす」これを実際にやってみます。

人差し指が上下にしゅっしゅっと動くとき、「骨が動いている」「骨を動かしている」ように見えますが、実際は指の筋肉が伸びたり縮んだり、さらには手のひら、手の甲、手首から腕までたくさんの筋肉が伸び縮みして指を動かしているのです!

ちょっと細かな部分の例えなので、わかりづらいですよね。
では、椅子に座ったままで、膝から下の足を前後にブラブラさせてみましょう。
動いているのは膝から下ですが、実際に動かしているのは座って椅子の上にある太ももだったりします。もちろん膝下の筋肉も。
では、そんな筋肉の伸び縮みをひたすらず―――っと繰り返しているとどうなるのでしょう?
「だるくなる」というのが一番かと思いますが、「あったかくなる」「なんだかポカポカ」な状態になりませんか?
「寒くなる」はまずないはずです。
これが「エネルギー消費」です。
では、反対側の足、じっと動かしていない部分、これはエネルギー消費されていませんね。
それがこの先ずーっと続くと「寒く」感じてくるのです。
そして寒いとどうするか?冷やさないように「脂肪」で覆い始めるのです。
たくさん脂肪が付いているところ、それは筋肉が動いていないところ、筋肉が動かせていないところなのです!
つまり、お尻の外側や太ももの外側、内股、その部分の筋肉が動かせていないのです。

筋肉を動かせていないとは?

筋肉を動かせていないとは?

筋肉を動かせていないところ、ヒップラインや太ももなど下半身の太い部分の筋肉が動かせていないとはどういうことでしょう。
毎日一歩も歩かないという人は、病気や怪我で寝込んでしまったりしない限りなかなかいらっしゃらないかと思います。
最低でも一日に数歩歩くことがあるはず、ましてや仕事で歩きっぱなしの人もいるでしょう。
それなのに太ももの筋肉が「使えていない」とは・・・?

歩くにはたくさんの下半身の筋肉が伸び縮みしながら関節を動かすことが必要です。
例えば20種類の筋肉を伸び縮みさせると歩けるとします。
足のラインがキレイな人は、ほぼその20種類使って歩いています。
反対に下半身が太い人は10種類程度の筋肉しか使わず歩いてしまっているのです。
「偏った使い方」「片使い」です。
やけに太ももの前だけが立派になってしまった、0脚、歩きすぎるとすねが痛い、そのような方々も同様に筋肉の片使いなのです。
なにも特別なことをしなくても足のラインがキレイな人は、成長段階で20種類の筋肉を使って歩くことが出来ていたのです。
歩き方というのはほぼ10歳頃には決まってしまいます。
それまでの歩き方、体の使い方でプロポーションも決まってしまうと言っても良いかもしれません。

下半身が太い人はもう太いままなのか・・・

下半身が太い人はもう太いままなのか・・・

そんなことはありません!
「使えない筋肉を使えるようにする」のです!
自分の体なので自分でコントロールできるのです!
ただ、今まで使ってあげていなかったので、言うことを聞いてくれるのには少し時間と根気が必要です。
それともう一つ、自分の使い方のクセを直さなくてはなりません。
「歩き方を変える」これってかなり難しいことです。
利き手を骨折してしまい、今日からしばらく箸やスプーン、歯ブラシなど使い慣れない手での生活になると、それはそれは時間がかかってスムーズにできず・・・ってなりますね。
でも、しばらくすると器用に使えるようになってくるはずです。それと同じなのです。
まずは、使えるようになりましょう。それが正しいトレーニングの「コツ」となります。